2011年10月24日月曜日

おすすめ図書の入れ替え

 こんにちは、マープルです。
 先週から、とぼらのおすすめ図書の入れ替えを徐々にしています。今回は前回に引き続き、とぼらのメンバーが一人一人テーマを決め、そのテーマに基づいておすすめ図書を選びました。私は、エーリッヒ・ケストナーというドイツの作家の本を並べました。
 ちなみに前回は、ミステリ関連の本を選んで展示しました。手にとってくださった方々、借りて読んでくださった方々、どうもありがとうございました。

2011年10月7日金曜日

『レベッカ』

 お久しぶりです、マープルです。
 今日、中央図書館で映画『レベッカ』を見ました。これは、同じ題名の原作を、ヒッチコックという映画監督が、1940年に映画化したものです。そして原作は、ダフネ・デュ・モーリアという作家によって書かれました。本のほうは以前読んだことがあり、その本の訳者あとがきに、映画化されたということが書いてあったので、いつか探して見てみたいと思っていました。
 あらすじを紹介します。お金持ちの女性の小間使いのような仕事をしていた「わたし」(この主人公には名前がありません)はある日、妻を亡くしたマキシムという貴族の男性と出会い、彼の後妻となります。そして彼の所有する屋敷であるマンダレーに移り住むのですが、その屋敷にはあちらこちらに、先妻レベッカの生きていた形跡が強く残っていました。「わたし」は次第にレベッカの影に脅かされるようになっていきます。
 実際に映画を見てみて、印象に残ったのは、ダンヴァーズ夫人の恐ろしさです。ダンヴァーズ夫人はマンダレーの家政婦ですが、レベッカのことを大変慕っていたために、後妻として入ってきた「わたし」には強い敵意をもちます。「わたし」に自殺を迫るシーンが一番怖かったように思います。
 原作も映画も、大変面白いです。どちらも中央図書館にあるので、ぜひ手にとってみてください。