2011年4月25日月曜日

4月のとぼらシアター

ボンテさん,上映会ご苦労様でした。
今回の作品も古い作品でしたが,今見てもとても楽しめましたね。また,来月に期待しています。

今回の写真をいくつか載せますのでご覧ください。
受付の写真
上映前のトーク

2011年4月22日金曜日

とぼらシアター

本日、『パリの恋人』の上映会無事に終わりました~。
お越しくださった皆さん、本当にありがとうございました。
楽しんでいただけたでしょうか。

図書館の職員さんにはポスターを貼っていただいたり、館内アナウンスで宣伝してもらったりと、とにかく感謝です。ありがとうございます。

上映時間をお知らせしそびれご迷惑をおかけしましたが、次回のとぼらシアターではそこのところも調整していきますのでぜひぜひ次回もご参加ください!!

『パリの恋人』、見るのは2回目だけどやっぱり楽しい。
作り手が楽しみながら、わくわくしながら作ったんだろうなあ、と思えるところがいいです。

さてさて次回はエルンスト・ルビッチ監督の『生きるべきか死ぬべきか』(1942・米)という映画を上映しようかと思っています。
笑いたい人・必見のコメディ映画です。
お楽しみに。

2011年4月14日木曜日

『パリの恋人』


こんにちは、ボンテです。
中央図書館内にとぼらシアターのポスターが貼り出されました。
ので改めて紹介します。

とぼらシアター2011,4
オードリー・へプバーン主演の『パリの恋人』(1957年・アメリカ)を上映します。
日時は4月22日(金)13:00~、場所は中央図書館3階のAV室です。
入場無料、誰でも大歓迎の上映会です。

『パリの恋人』は、パリ&ファッション業界を舞台にした色鮮やかでおしゃれなミュージカル。
パリを舞台にした魅力的な映画のひとつです。

パリと言えばまず思い浮かぶのが『巴里のアメリカ人』。
1951年のミュージカル映画で、ジーン・ケリーというすばらしいダンサー・俳優が踊りに踊ります。
一口にパリといってもこれはアメリカ人からみたパリ。

フランス人からみたパリが描かれるのが『巴里の空の下セーヌは流れる』です。
こちらも1951年の映画で、パリを舞台に何の関係もなかった人々の人生が交差していきます。
ある場所を舞台にいろんな人の人生が交錯していく、というのはグランド・ホテル形式と呼ばれていますが、それは『グランド・ホテル』という1932年の映画がきっかけでそう言われるようになったもので、グランド・ホテル形式のパニックバージョンが『ポセイドン・アドベンチャー』や『タワーリング・インフェルノ』で、となんだか戻れなくなりそうなので終わりますが、ようは私自身好きなんです。
最近のだと2003年の『ラブ・アクチュアリー』や2004年の『クラッシュ』は、かたやロマンチック・コメディでかたや社会派ですが、どちらも描かれるのは人の繋がり。両方ともおすすめします。

パリの旅は続きます。
パリっ子でパリの感覚をもっとももっていたと言われているのがルネ・クレールという監督。
1923or1924年の『眠るパリ』という1時間もない映画があるんですが、おもしろいです。
ある科学者の発明した光線で時間が止まった!
塔の上で寝ていた男と飛行機に乗っていた数人のみが光線を免れ、固まった街・人の間を動き回るというSFっぽいお話です。
その他『巴里祭』や『巴里の屋根の下』など名作を手掛けています。
覚えておいて損はない名前です。

パリ。
行ったことはないのでさぞや勝手なパリ像でしょうが、いいですね。
みなさん、とぼらシアターで一緒にパリを楽しみませんか?

2011年4月12日火曜日

ランチョンセミナー

今日、ランチョンセミナーでとぼらの活動紹介を行いました。
現メンバー5人中4人を動員し、新メンバー獲得に向けての意気込みはばっちり☆
発表はぶっつけ本番でしたが、メンバーそれぞれの個性も感じてもらえたのでは、と思います。
興味をもたれた方はご連絡ください。
ご静聴してくださったみなさん、ありがとうございました。

発表終わり外に出れば、人・人・人。
ほかのサークルの勧誘活動も熱が入ってます。

私は静かな図書館に戻り、引き続き新入生向けサポートデスクです。

2011年4月8日金曜日

今年度、始まります


新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

私は昨日大学に行きすっかり忘れていた成績を受け取りました。
久々に人ごみに紛れ新年度の始まりを感じます。

ということで、とぼらの活動もスタートです!
まず4月11日(月)より新入生向けサポートデスクを設置します。
これは本の借り方・返し方やパソコンの使い方、書庫の入り方等図書館利用に関するサポートをとぼらのメンバーがしようというものです。
サポートデスクは中央図書館入口から少し奥まったところ(入ってそのまま直進してください)にあります。
主に3限、4限の時間にとぼらのメンバーがいるので、分からないことがあったら気軽に声をかけてください。

お次はとぼらシアターです。
今年度も、やります。
4月22日(金)13時~ 中央図書館3階AV室にて
上映作品は1957年のミュージカル映画『パリの恋人』。
オードリー・へプバーンの生歌が聴ける、色鮮やかでポップな映画です。
入場無料なので誰でもお気軽にお越しください。

なお私の独断と偏見により、とぼらシアター年間スケジュールをほぼ立てています。
そのスケジュールにだれかひとりでもいいからついてきてね、というのが切実な願いです。
月に一度、昔の映画を見なおしてみるいい機会だと思いますよ~。


あと、これは特に新入生に向けたお知らせです。
4月12日(火)のお昼にランチョンセミナーでとぼらの活動報告を行います。
場所は総合教育棟のA1教室で、ご飯を食べながら聞いてもらえればと思います。
とぼらの活動に興味のある方は、とぼらの活動・メンバーを知ることのできる機会ですのでぜひお越しください。


ではでは、今年度もよろしくお願いします。

2011年4月6日水曜日

チェーホフの手帖

こんばんは、ボンテです。
今は『チェーホフの手帖』やレイモンド・カーヴァーの『ぼくが電話をかけている場所』等読んでいます。

大学生になってから、チェーホフの作品を読むようになりました。
ドストエフスキーもトルストイもろくに読んでいないのになぜかチェーホフだけ。

チェーホフと言えば『ワーニャ伯父さん』や『桜の園』といった戯曲が有名ですが、私はどちらかというと短編小説が好きです。
戯曲は最晩年(亡くなったのは40代半ば)に書かれているのですが、小説を書き始めたのはまだ若いころ。
生活費を稼ぐためでした。
このころはユーモアのある短編が多いです。
新潮文庫に『チェーホフ・ユモレスカ―傑作短編集―』というのがありオススメ。

チェーホフの小説を読んでいると、人にはいろんな面があるということを改めて認識させられます。
温かいまなざしで教えてくれることもあれば、離れた距離から人を描写することで教えてくれることもあります。
ウィキペディアを読んでいると(なかなか詳しく書いてあります)、チェーホフの小説や劇においてはなにも起こらない、とあります。内面を描いているのです。

私は伏線がありカチッカチッとはまっていくような小説よりも、なにも起こらない小説に惹かれます。
映画においても同様です。
筋がびしっと決まっているとかどんでん返しがあるとかいう映画も楽しみますが、その実雰囲気のある映画が好きです。

さてさて、そんなチェーホフに関連して。
先日『愛を読むひと』という映画を見ました。
原作は『朗読者』(未読)というベストセラーです。

青年が、年上の女性に何冊も朗読をします。ひと夏の関係でした。
数年後、ふたりは出会います。
彼は再び彼女に朗読をします。テープに声を吹き込み、彼女に送ります。
そのときの作品のひとつにチェーホフの短編「犬を連れた奥さん」があるのです。
「犬を連れた奥さん」を読む声。真剣に聴く姿。
この場面は映画の中でもっとも美しくドラマチックでした。


『チェーホフの手帖』はチェーホフの私録です。
題材・覚え書き・断片・引用等を、いってみれば覗くことができます。
新潮文庫の復刊として読めることが嬉しいです。
興味があれば読んでみてください。


ひとつ、ペトローヴィチだかイワーヌィチだかロシア語の名前に苦戦することを予告しておきます。