2011年12月16日金曜日

雪降るなか

雪降りましたね。冷える!
帰り道はゆっくりと自転車漕いで帰りましたが、また大学まで歩く時期が来たなあと。
バス乗ればいいけれど、人が多いところは苦手だし待つのもなんなので。


で、何の話かというと、天候も悪いなかとぼらシアターにお越しくださりありがとうございました!


どうしようかと思ったんですが、上映が始まるとついつい見たくなって2回とも見てしまいました。
やっぱり、あの空間が好きです。


「チップス先生さようなら」を久しぶりに見て、年をとるのもそんなに悪くない、と思いました。
今はまだ分からないけど、年を重ねることでみえてくるものがきっとあるんですね。
チップス先生の生き方がそれを伝えてくれているような気がします。


同じ本を読んでも、同じ映画を見ても、そのときの状況で得られるものが違う。
今年感じたのはそのことです。
高校生のとき10頁ほどで挫折した「寝ながら学べる構造主義」をおもしろく感じたり、長くて読んでられないと思っていた上中下とかにわかれる長編小説を好んで手に取ったり、逆に小さい頃はすごいと思っていたものが実は大したものじゃなかったと驚いたり。

毎日は予測不可能なもの、とCMで女優さんがつぶやくけれど(とある映画館によく行くので)まさにその通り。
そんな予測できない日々を楽しんでいきたいです。


ではでは来年もとぼらシアターをよろしくお願いします。

2011年12月15日木曜日

ぶっくとーくかふぇ開催しましたー
























ポスターやブログでお知らせしていたぶっくとーくかふぇですが
昨日開催!

写真で雰囲気を伝えたいと思います。



まず参加者はひとテーブル3,4人で座り、ルール説明を聞きました。

上の写真はその様子。


でそれぞれ自己紹介がわりの本を持ってきているので、本の紹介からグループトークスタートです。









テーブルの上には模造紙があり、話していることや思いついたことをペンでかいていきます。


























これがまたテーブルごとに違うおもしろさをもったものになりました。

ひとつのグループで20分話したらメンバーを変えて別のテーマで話します。

2つ目のテーマは「本へのこだわり」、3つ目は「人生を変えた本」でした。

メンバーを変えていくのでいろんな人と話すことができました。




今回私は表紙もかわいいチェーホフの傑作選「馬のような名字」(河出文庫)を抱え参加。

(タイトルが気になった人は読んでみてください♪)。


どんな人が来てくれるのか。

どんな本をもってくるのか。

ドキドキしてましたが時間がたつのがあっという間で楽しい時間を過ごせました。

ぶっくとーくかふぇ続けていきたいですね。

ありがとうございました!

参加してくれた方、とぼらのメンバーぜひともコメントに書き込みをお願いします。











2011年12月10日土曜日

12月のとぼらシアター

こんばんは、ボンテです。
来週は水曜日に"ぶっくとーくかふぇ"がありぜひ多くの人に参加してもらいたいのですが、金曜日のとぼらシアターもお忘れなく☆

12月のとぼらシアター「チップス先生さようなら」
日時:12月16日(金)
1回目 12:40~14:35
2回目 18:15~20:10
場所:中央図書館3階AV室

どなたでもお気軽にどうぞ。

特に、普段家でDVDだという人!
AV室(ほんと映画館の雰囲気です)でじっくり映画と向かい合ってみてはいかがでしょう。

私はどうしてもスクリーンで見たい映画が何本かあって(いや、何十本か)、それはいつかどこかの映画館で見ることができるかもしれないとDVDとかで見ずにとってあります。
まだ見ぬ楽しみ。


さて、「チップス先生さようなら」はジェームズ・ヒルトンの"Goodbye, Mr. Chips"を映画化したものです。
映画化は、今回上映する1939年のものや1969年にミュージカル映画化したものがありますが、私は前者のほうが好きなんですね。

理由のひとつにチップス先生を演じたロバート・ドーナットの名演があります。
イギリスの舞台出身の俳優ですが、「ヘンリー八世の私生活」やヒッチコックの「三十九夜」(前期に上映しました)など1930年代を中心に映画界で活躍しました。
「チップス先生さようなら」で彼は主演男優賞に輝いています。

チップス先生の半生は決して順風満帆なものではありません。
最初は生徒からの人気がない先生だったし、堅物で内気な人なんですね。
そんなチップス先生がどんな出会い、経験をして生徒との関係を変えていくのか。

「いまを生きる」「陽のあたる教室」「ミュージック・オブ・ハート」「天使にラブ・ソングを2」などなど学校を舞台にした映画はたくさんありますが、
枠にはまらない(さらに自分のことで問題を抱えていたり、欠点があったりする)人たちが生徒を変えていく、そんな映画は素敵ですね。

ではではとぼらシアターよろしくお願いします。

2011年12月6日火曜日

ぶっくとーくかふぇ開催のお知らせ

こんにちは。マープルです。

 今日は、12月14日水曜日にとぼらメンバーが開催する、ぶっくとーくかふぇについてお知らせします。
 このイベントは、本が好きな方々に交流の場を提供するためのものです。おすすめの本についてのなど、計3つのトピックについて、グループトークをします。
 時間は16時30分から18時30分までで、ほん和かふぇが会場です。ご来場くださった方には、無料で、コーヒーとお菓子がふるまわれます。
 参加してみたいという方は、金沢大学附属図書館中央図書館係にメールで申し込みをしてください。アドレスは、etsuran@adm.kanazawa-u.ac.jp です。そして当日は、おすすめの本を一冊、会場までもってきてください。

 当日の飛び入り参加も可能ですので、ぜひご来場ください。

2011年12月2日金曜日

展示―図書館deシネマ





ひさびさの投稿です。はや12月。







実は今日からしばらくの間、中央図書館入口付近でボンテ企画の「図書館deシネマ」という展示をやっています。


これは図書館に置いてある映画をテーマごと(コメディだったりミュージカルだったり)に紹介したものです。




図書館に並べてあるVHSやDVDの映画を見たとき、古い映画ばかりで見たいのないなあ、と入学当初思ったのを良く覚えています。


ところが、ヒッチコックの『バルカン超特急』や『裏窓』を見てみたら予想以上におもしろくて、それからいろんな映画を見るようになりました。


映画館で見たいのがあれば見にいき、図書館で授業の間に映画を見て、家でももちろん見るんですがそんな映画生活を送っていたら…。


当初しかめっ面をして並んでいるように見えた図書館の映画たちもいいとこがあるじゃないか、という風に思えるようになってきて、その良さを伝えることができたらいいなあと思い今回の展示を企画しました。




見る前は興味持てなさそうなだと思っていた映画から思わぬ発見があったり、外国語の響きを楽しんだり、自分が普段感じるのとは異なる感覚をもつ映画に吸い込まれたあり、はたまたいつのまにか眠っていたりもしますが、映画っていいものです。
そして何より、映画館のような空間でみんなで映画を見ることができたらなあ、といつも思っています。その考えがとぼらシアターという映画上映会(毎月開催)の形で実現できているのをとても嬉しく思っています。




今回紹介している映画はほんの一部です。


魅力ある映画がまだまだあります。


大学のどこかでビリー・ワイルダーのあの台詞が、とかヒッチコックの晩年の作品は、とかという声が聞こえたらなんだか楽しいような気がするので、今まで見たことのない時代、国、ジャンルの映画にぜひチャレンジしてみてください。

以上、ボンテでした。




2011年11月24日木曜日

11月のとぼらシアター終了

こんにちは。マープルです。
 先週18日の金曜日、予告通りとぼらシアターで『レベッカ』を上映しました!

           会場の入り口の様子です→

 会場では、原作の本を展示したり、冒頭のあらすじや原作を書いた作家について記した資料を、配布したりしました。二回目の上映中にこのコーナーの様子を見に来たとき、さっそく原作の本が借り出されているのに気付き、驚いたのと同時にとてもうれしく思いました。

 私は一回目の上映のときに、ご来場くださった方々と一緒に『レベッカ』を見ました。そしてやっぱり大きな画面でみるのと普通のテレビでみるのとでは、大きな違いがあるなと思いました。


 会場となったAV室の中はこんな感じです→
 椅子がふかふかしてて、本物の映画館みたいに、けっこう快適です。

 今月のとぼらシアターにご来場くださった方々、本当にどうもありがとうございました。来月もとぼらシアターは開催されます。ぜひまた足を運んでみてください!

2011年11月16日水曜日

ほん和か文庫の入れ替え

 こんにちは。マープルです。
 先週、ほん和か文庫の本をすべて新しいものに入れ替えました!右の写真が、入れ替え作業の様子を撮影したものです。

 10月22日に、とぼらのメンバーが金沢市内の書店に行って、新しく入れる本を選んできました。今回の本の特徴は・・・イギリス関係のものが多いことかもしれません。ディケンズの本や、エリザベス一世の登場する児童向けの歴史小説など、イギリスにまつわるものをマープルが趣味でたくさん選んでしまいました。



 入れ替え後のほん和か文庫はこんな感じです→

 文学作品だけではなく、いろいろなジャンルの本が置いてあります。ぜひ手にとってみてください。

2011年11月8日火曜日

11月のとぼらシアター

 こんにちは。マープルです。
 11月のとぼらシアターについてのお知らせです。11月18日金曜日に、以前このブログで紹介した映画『レベッカ』を、とぼらシアターで上映します。上映場所は中央図書館三階のAV室です。上映時間は、第一回が12時30分から(14時40分終了予定)、第二回が18時15分から(20時25分終了予定)です。
 入場無料で、途中入場・退出可能です。ぜひご来場ください。
 ちなみに、『レベッカ』の新しい版の原作本を、中央図書館に入れることになりました。とぼらシアターの会場で展示する予定です。

2011年10月24日月曜日

おすすめ図書の入れ替え

 こんにちは、マープルです。
 先週から、とぼらのおすすめ図書の入れ替えを徐々にしています。今回は前回に引き続き、とぼらのメンバーが一人一人テーマを決め、そのテーマに基づいておすすめ図書を選びました。私は、エーリッヒ・ケストナーというドイツの作家の本を並べました。
 ちなみに前回は、ミステリ関連の本を選んで展示しました。手にとってくださった方々、借りて読んでくださった方々、どうもありがとうございました。

2011年10月7日金曜日

『レベッカ』

 お久しぶりです、マープルです。
 今日、中央図書館で映画『レベッカ』を見ました。これは、同じ題名の原作を、ヒッチコックという映画監督が、1940年に映画化したものです。そして原作は、ダフネ・デュ・モーリアという作家によって書かれました。本のほうは以前読んだことがあり、その本の訳者あとがきに、映画化されたということが書いてあったので、いつか探して見てみたいと思っていました。
 あらすじを紹介します。お金持ちの女性の小間使いのような仕事をしていた「わたし」(この主人公には名前がありません)はある日、妻を亡くしたマキシムという貴族の男性と出会い、彼の後妻となります。そして彼の所有する屋敷であるマンダレーに移り住むのですが、その屋敷にはあちらこちらに、先妻レベッカの生きていた形跡が強く残っていました。「わたし」は次第にレベッカの影に脅かされるようになっていきます。
 実際に映画を見てみて、印象に残ったのは、ダンヴァーズ夫人の恐ろしさです。ダンヴァーズ夫人はマンダレーの家政婦ですが、レベッカのことを大変慕っていたために、後妻として入ってきた「わたし」には強い敵意をもちます。「わたし」に自殺を迫るシーンが一番怖かったように思います。
 原作も映画も、大変面白いです。どちらも中央図書館にあるので、ぜひ手にとってみてください。
 

2011年8月9日火曜日

とぼら選書コーナー紹介

こんにちは、ボンテです。


しばらく更新が滞っていた間にとぼら選書コーナーの展示を変えたので紹介します。


今回は各自が自由なテーマで本を選び並べています。



「怖い本」目につきますが私が選んだテーマは「短編小説」です。



みなさんにぜひ読んでもらいたいのは「ちくま文学の森」全16巻。

日本だけでなく世界中から集められた短編小説が「おかしい話」「心洗われる話」「とっておきの話」などの16のテーマにわけられていて、もうどれから読んでもどこから読んでもおもしろいシリーズ本です。

モーパッサン、アンデルセン、O・ヘンリー、チェーホフ、コクトー、モーム、サキ、芥川龍之介、太宰治、江戸川乱歩…、短編の名手たちがその腕を存分にふるっています。

中央図書館には全巻あり。



なお16巻のうち10巻が文庫本として発売されていて、そちらは生協さん店頭に並べておいてくれると嬉しいな、なんて。



「ちくま文学の森」のもうひとつのおすすめポイントは安野光雅さんの装画であるということ。


表紙の絵をぜひご覧になってください。

私は高校の修学旅行で安野光雅さんの美術館に行って以来のファンです。

友だちがここ行きたいというまでは存在も知らなかったけれど、この出合いによりファンとなりました。

ほん和か文庫には安野光雅さんの絵本があるので興味をもたれた方はそちらもどうぞ。



選書コーナーの本は貸し出しOKです。

どんどん借りて読んでください。

私は今年の夏休み、ようやくドストエフスキーに挑戦しようとしています。





2011年7月17日日曜日

玉川図書館でボランティア

 こんにちは。マープルです。
 昨日、金沢市立玉川図書館のユースライブラリーコーナーのボランティアに行ってきました。ユースライブラリーコーナーとは、中高生に読書に親しんでもらうために設置されているコーナーです。小説もたくさんありますし、さまざまな学習本もそろっています。私は玉川図書館にはたびたび行っているのですが、そこでボランティアをするのは今回が初めてです。
 昨日は第一回目の活動日で、まずはスタッフ同士の自己紹介から始まりました。そのあとユースライブラリーを見学し、このコーナーを改善していくためにはどうしたらいいかを話し合いました。私自身はあまり大した意見を言えませんでしたが、他のスタッフの意見はなるほど、と思うようなものばかりだったので、とても勉強になりました。これから月二回、十二月までこのボランティアに参加することになっています。そこから学んだことをとぼらの活動にも生かしていけたらいいな、と思っています。
 ちなみに、みなさんは玉川図書館に行ったことがありますか?武蔵ヶ辻のエムザに割と近いところにある図書館です。中庭があって気持ちがいいし、二階には喫茶店もあります。時間に余裕のあるとき、ぜひ足を運んでみてください。

2011年7月15日金曜日

とぼらシアター上映会終わりました~

本日『三十九夜』の上映会無事に終わりました。
ご来場くださったかた、ありがとうございました。
楽しんでいただけたでしょうか?

ヒッチコックは1954年の『ダイヤルMを廻せ!』『裏窓』、1960年の『サイコ』など後年のハリウッド時代の作品が有名ですが、実は1930年代イギリス時代に傑作が量産(!)されています。
『暗殺者の家』『間諜最後の日』『三十九夜』『バルカン超特急』などなど。

しかもそれらのDVDが金沢大学の図書館にはたくさん置いてあります。
これは他の大学に負けないすごいことでは、と幸せな気持ちで全部見ましたが、みなさんもぜひみてみてください。

そして、そのあとレイトショーでハリー・ポッターを見てきました。
思い入れが強いわけではないけど最終作ともなると感慨深いです。
ファンタジーブームとか言って〈伝説の〉ファンタジーが次々と映画化され、シリーズなのに一作だけで姿を消す作品が多いなか、よく最後まで続いたなあとついつい思ってしまいます。
エンドロールは長い。
もうめちゃめちゃたくさんの人がかかわっている。
監督はシリーズ通して何人もいる。
観客としてもさまざまな思いがある。
そんな巨大化したものを続けるのは大変なことだから、やりきったというそのパワーに圧倒される面がありました。

とぼらシアターにしろハリー・ポッターにしろ、みんなで映画を見る空間好きだな、って改めて思った一日でした。

とぼらシアター、今後もよろしくお願いします。
後期はリクエスト上映も視野に入れて活動していきたいと思います。

2011年7月14日木曜日

とぼらシアター7月

とぼらシアター7月のお知らせです。



すでに前日です。


明日、7月15日中央図書館3階AV室にて、

1935年の映画『三十九夜』を上映します。


時間は13:00~14:30の回と、18:15~19:45の回、と2回あるのでご都合のいい時間にぜひ。



前期最後はヒッチコックの登場です。

映画の楽しさを教えてくれるヒッチコックの作品を、みんなで観たい!

ということで企画させてもらいました。


いつも通り入場無料、気軽な映画鑑賞会です。


よろしくお願いします!

2011年7月12日火曜日

『本格小説』

 こんにちは。マープルです。
 今日は、『本格小説』という本を紹介したいと思います。この本は、水村美苗という作家の作品で、新潮社からでています。エミリー・ブロンテの『嵐が丘』を、舞台を戦後の日本にうつして書き直したものです。
 『嵐が丘』のヒースクリフとキャサリンに対応している『本格小説』の登場人物は、上流階級である宇多川家の娘よう子と宇多川家の使用人の親戚である東太郎です。そして『嵐が丘』同様、物語の語り手は女中です。
 宇多川家とその親戚はみな軽井沢に別荘を持っているという設定になっているので、物語の中にはたびたび軽井沢が登場します。私も軽井沢には幼いころから何回も行っているので、少しなつかしく思いながら読みました。アウトレットだけでなく、エルツおもちゃ博物館なども訪れたことがあります。
 『本格小説』は上、下巻がありページ数が多く、内容がとても濃いです。『嵐が丘』に勝るとも劣らない作品であると私は思っています。文庫本にもなっているので、みなさんぜひ一度読んでみてください。

2011年7月5日火曜日

思いがけない収穫

 こんにちは。ブログ初挑戦のマープルです。
 図書館にはあまり関係ない話ですが、おととい友人と竪町に行ってきました。ぶらぶら歩いていたら「タテマチ大学」という建物を見つけ、気になったので中に入ってみました。すると、あちこちにたくさんの古本が置かれていました。よくよく見てみると、「床においてある本は、ご自由にお持ち帰りください」と書かれた張り紙がしてありました。
 中にいた女の人に「本当にもらっていっていいんですか?」と聞いてみたところ、「どうぞ」と言われたので、早速物色を始めました。すると、なんと最近買おうかなと思っていたケン・フォレットの『大聖堂 果てしなき世界』の上、中、下を発見!しかも新品同然でした。思いがけない収穫で、本当にうれしかったです。結局、合計七冊ももらってきてしまいました。
 帰宅後インターネットで調べてみたら、「タテマチ大学」はNPOがやっているそうです。もともとは「タテマチ文庫」という、県民同士の本の物々交換みたいな取り組みをしていたようでした。7月10日まで古本が置かれているみたいなので、ぜひみなさんも「タテマチ大学」に行ってみてください。何か収穫があるかもしれませんよ。

2011年7月3日日曜日

朝顔成長中、パラソル増加中

こんにちは、ボンテです。
最近は雨も多く水やりも楽な朝顔(図書館からもらったものです)。
ぐんぐん伸びてびっくり。
順調すぎてどこまでいくんだと心配なほどです。

中央図書館の入口にテーブルとパラソルが置いてありますが、パラソル増えてますよね。
私が確認した段階では4つになってました。
暑いけど、いや暑いからこそ活躍を期待されるパラソルです。

さて、昨日は石川四校記念文化交流館に行きました。
金沢大学写真部の学外展がそこで昨日今日とあってそれを見に。
香林坊にある建物自体はこれまで何百回と見ていますが、中にはいるのは初。
レトロな雰囲気で結構好きな空間でした。
学外展は知っている人の写真もあって、この人はこんな写真を撮るんだ、と新たな発見♪

そのあとはまるびぃ(金沢21世紀美術館)に行き今度は金沢大学ピアノの会のサマーコンサートを聴きに行きました。
地下のシアター21というところが会場で、黒を基調としたそんなに広くはないスペースにピアノが1台。
演奏前の静けさがすごく似合う場所だなあ。
こっちも友だちが演奏していてピアノの音に癒されました。

寒さだけでなく暑さにも弱かったんだ、とばてばてな毎日ですが、昨日は久々にいい時間の使い方ができた気がします。

2011年6月17日金曜日

パスカル少年にも。

本日、少年と風船の絆を描いた「赤い風船」の上映会を無事に終えることができました。
ご来場くださったみなさんありがとうございました。
毎度のことながら図書館の職員さんには大変お世話になっています。
そしてパスカル少年、癒してくれてありがとう♪

「赤い風船」は〈映画らしさ〉を感じることができる作品です。
じゃあ〈映画らしさ〉ってなんだと言われたら答えにくいけれど、ひとつにはやはり風景を組み込めるということだと思います。
映画が発明された当時、撮影隊は世界中に散り風景を撮影してまわったそうです。
まだ見ぬ土地の風景だったりそこに生きる人々の姿そのままを捉えたものが人々の心を掴みました。
舞台よりも広く、多種多様な世界が外には広がっていたのです。

「赤い風船」ではパリの街並みを楽しめます。
パリに生きる人々の姿も(演技であっても)、です。
台詞は少なくても、風景と人々を映した映像が多くを伝えてくれる、そんな映画だと思います。


とぼらシアター今回は心暖まるファンタジーでしたが、次回はハラハラドキドキなサスペンスにしようかな、と考えています。
またお時間あればぜひお越しください。

2011年6月14日火曜日

明後日朝顔プロジェクト2011金沢in金沢大学中央図書館

に本日参加しまして、ひよりも良いなか朝顔苗の里親という大事な地位を負うこととなりました。
ひいては収穫まで、生協で本買うついでかなんかに元気でやってる?と声をかけに行くだけでいいそうです。
ただもうひとつお家で育てる方の苗も貰ってしまったので、こちらは本当に責任重大。
なんせ2003年の莇平(新潟)に始まり水戸や21世紀美術館を廻ってここまで受け継がれてきた苗だそうで。
まめに世話するタイプでは決してないので、不安…。
とりあえずカーマに行こう。

なお、詳細は金沢大学図書館の明後日朝顔プロジェクト・ブログのほうへ。


そういえば前回のブログで彗星のごとく現れ、金沢市内の古本屋を紹介してくれたのは今年度加入した新メンバーです。
私はブックオフみたいな古本屋は認めない!という趣向はもってませんが、なにぶん自転車で行ける範囲にブックオフがない。
しかも映画好きとあってはオヨヨ書林のような古本屋大歓迎でたまに行きます。
みなさんもぜひ行ってみてください。

2011年6月12日日曜日

金沢市のおすすめ古本屋

図書館に直接関係ないのですが、金沢市内の古本屋を紹介します。




一、オヨヨ書林 http://www.oyoyoshorin.jp/ ツイッター http://twitter.com/#!/oyoyoshorin




せせらぎ通りと竪町ストリートに店を構えています。タテマチ店は芸術・建築・映画を中心に、せせらぎ通り店は絵本・詩集・文学書が中心です。せせらぎ通り店は今年の3月21日にオープンしました。


本の廻りがはやいため、訪れるたびに変化があります。私が好むエロ・グロ・ナンセンス、幻想怪奇のジャンルも充実しているので、足しげく通っています。




二、あうん堂 http://www.aun-do.info/




ひがし茶屋街の辺りにあります。店を見つけるのが少々難しい?今はやりのブックカフェと呼ばれる店です。カフェを楽しみつつ、ゆっくりと本を読む。または店主としゃべるのもよいかもしれません。気さくな方で、様々な情報をくれます。店は絶版本の収集に力を入れているようです。置いてある本の数は少ないですが、魅力あるタイトルが揃っている気がします。




三、金沢文圃閣  http://kanazawa-bumpo-kaku.jimdo.com/




金沢駅→金沢中央局というルートでいくことになるかと思います。通り沿いにあります。こちらもやや見つけるのが難しい?ガレージ店舗も併設しています。良くも悪くも、古本屋らしさがにじみ出ています。過去二回ほど訪れましたが、いずれも熱心なお客がいて、邪魔。失礼、引け目を感じました。様々なジャンルがあって、眺めるだけでも面白いです。営業時間が午後五時までであること、水曜日と日曜日が定休日であることに注意です。(店のページには水曜日が定休日とは書いていません。)








香林坊の通りにあります。店の紹介にもあるように大人から子どもまで幅広く楽しめる店です。この店の魅力はブックカバーとしおりをもらえることです。ブックカバーは「本の洋服屋」というサイトを利用している模様。 →本の洋服屋http://chobitt.com/book/


しおりはポスターやカレンダーを切ったものです。なじみの客が多くいるようで、店の人とおしゃべりしている場によくでくわします。






以上四つの店を紹介しました。他の古本屋については「石川の古本屋」http://ishikawa.kosho.gr.jp/ 


を参考にするとよいかと思います。










2011年6月11日土曜日

映画に長さは関係なく


今月のとぼらシアターは6月17日(金)となりました。
時間は13:00~13:40と18:15~18:45で前回に続き2回上映します。
場所は中央図書館3階のAV室です。

肝心の上映作品ですが、「赤い風船」という映画です。

わずか36分。
が、映画に長さは関係なくいい映画はいいのです。

一瞬一瞬のショットを切り取ってしまいたくなるような、愛おしい映画です。

少年がある日出会った赤い風船。
風船はなぜか、少年のあとをどこまでもついていきます。

リアルなようでファンタジーな世界が広がり、
1956年の映画ですが新鮮さを感じます。
ハリウッド映画とは違うフランス映画らしさというのも出ているのでしょう。

入場無料、だれでも気軽に来てもらえればと思います。
よろしくお願いします!



余談ですがアルフレッド・ヒッチコックという映画監督は、
「映画の長さは、人間の膀胱がどのくらい耐えられるかで決めるべきだ」と言ったそうです。
というわけでヒッチコックの作品は長くても2時間超。
その間観客をハラハラドキドキさせ飽きさせません。
なのでこの言葉にみょーに納得してしまった自分がいました。
本当に…余談でした。

2011年6月7日火曜日

とぼら今後の予定

今日も週に一回の定例ミーティングを行いました。

今後の活動としてはとぼら選書コーナーの展示を定期的に入れ替えていく予定です。
ブログの更新が滞っていた間、とぼら選書コーナーが一新。
第一弾として「金沢といえば…」というテーマで、とぼらメンバーが各自選んだ本にコメントをつけ並べました。
気軽に手にとって借りてもらえればと思います。

そして今月も近づいてきました、とぼらシアターです。
ゼミの準備で苦しんでいるうちに来週に迫り、ポスターやパンフレットの作成を急ピッチで進めています。
日時等はまた別途連絡したいと思いますが、今回の「赤い風船」も素敵な映画です。
どうぞお楽しみに。

近いところの予定でいえば、明日は選書を行う予定です。
新刊本の中から図書館に入れたい本を選ぶ作業で、メンバーはもくもくと本と向き合います。


さて、今日のミーティングでは図書館のiPadが登場。
触らせてもらいましたが、文字入力とかアプリを使うとか基本的な操作にまだ慣れず。
ただ、使いこなせたらいろんなことができそうでいいなあと。
今のところは電子書籍とかグーグルマップとかだけで結構感心しているボンテです。

2011年5月20日金曜日

思い入れのある映画

早いもので今年度第2回目のとぼらシアターも無事に終わりました。
前回に続き来てくれた方もいたみたいで嬉しい限りです。

今回は3限の時間と5限の時間、という風に2回上映することにしたので私は2回鑑賞しました。
これで「生きるべきか死ぬべきか」という映画を4回見たことになります。

初めてこの映画を見たのは去年の夏、東京のシネマヴェーラ渋谷という映画館でした。
そのときの東京滞在では3日間で7本の映画を見たのですが、そのうち6本はシネマヴェーラ渋谷においてです。
名作映画二本立て(学生は800円)という企画を開催していて「市民ケーン」や「戦艦ポチョムキン」、「東への道」など昔の名作映画を上映していました。
その中の1本が「生きるべきか死ぬべきか」です。
聞いたことがない映画でしたがとりあえず見てみたら、そのおもしろさにびっくり。
別の日にもう一度見た映画です。
同じ映画を何度も見たりするタイプではないのですが、この映画は何度見てもおもしろい。

私の印象だと、昔の映画はもう一度見ても楽しめるものが多い気がします。
先が読めない、とかノンストップのアクション、とかいった近年の映画に比べればテンポもゆっくりだしインパクトは少ないかもしれない。
でも今の映画とは違った魅力(それがたとえストーリーが分かっていたとしても)があるんですよね。

とまあそういうわけで今後も時代に関係なく魅力のある映画を上映していけたらいいな、と思います。
今回は特に個人的に思い入れのある映画だったので上映できて嬉しいです。
ありがとうございました!

2011年5月10日火曜日

5月のとぼらシアター


こんにちは。
はたまたとぼらシアターのお知らせです。

※とぼらでは本に関する活動もちゃんとしています。近いうちにそちらも報告できると思います。

気を取り直して5月のとぼらシアターです。

上映作品:「生きるべきか死ぬべきか」(1942・米)
戦時下のポーランド。ナチスを徹底的に批判しながら観客を笑いの渦に巻き込む傑作コメディ映画です。
日時:5月20日(金)12:50~14:30,16:30~18:10(同一作品を2回上映します)
場所:中央図書館3階AV室
入場無料、誰でも気軽にお越しください。
今回は笑いたい方必見の映画です。ストレス解消になるかもしれません。
なお、1回目の上映は14:30終了予定なので4限がある人も授業にばっちり間に合います。



GWもあっという間に終了です。
ほぼバイトで終わりましたがいい映画に出合うことができました。レンタルで。
「リトルダンサー」という映画です。
2000年イギリスの映画で、舞台となっているのは1980年代のイギリスの炭鉱町。
少年がバレエに目覚め、本気でその道に進んでいくまでを爽やかに描いています。

バレエの話なんですが、嬉しいのは少年がタップダンスを披露するシーン。
身体が音楽と、感情と、一体となって踊っているシーンに感動を覚えます。

あまりに感動しDVDを買おうと思いAmazonで検索してみたら、衝撃の1万円超え。
需要と供給が…とかよくわかりませんがこういう映画こそもっと手に入れやすくなってほしいものです。

似たような時代背景の映画で「ブラス!」(1996・英)という映画もあります。
古くは巨匠ジョン・フォードの「わが谷は緑なりき」(1941・米)も炭鉱町が舞台。
あ、そういえば初めて見たとき号泣した「フラガール」(2006・日)も。
炭鉱町で生きる人々の姿、描かれるドラマは胸にグッとくるものがあります。

機会があればぜひ見てみてください。
とぼらシアターもよろしくおねがいします!

2011年4月25日月曜日

4月のとぼらシアター

ボンテさん,上映会ご苦労様でした。
今回の作品も古い作品でしたが,今見てもとても楽しめましたね。また,来月に期待しています。

今回の写真をいくつか載せますのでご覧ください。
受付の写真
上映前のトーク

2011年4月22日金曜日

とぼらシアター

本日、『パリの恋人』の上映会無事に終わりました~。
お越しくださった皆さん、本当にありがとうございました。
楽しんでいただけたでしょうか。

図書館の職員さんにはポスターを貼っていただいたり、館内アナウンスで宣伝してもらったりと、とにかく感謝です。ありがとうございます。

上映時間をお知らせしそびれご迷惑をおかけしましたが、次回のとぼらシアターではそこのところも調整していきますのでぜひぜひ次回もご参加ください!!

『パリの恋人』、見るのは2回目だけどやっぱり楽しい。
作り手が楽しみながら、わくわくしながら作ったんだろうなあ、と思えるところがいいです。

さてさて次回はエルンスト・ルビッチ監督の『生きるべきか死ぬべきか』(1942・米)という映画を上映しようかと思っています。
笑いたい人・必見のコメディ映画です。
お楽しみに。

2011年4月14日木曜日

『パリの恋人』


こんにちは、ボンテです。
中央図書館内にとぼらシアターのポスターが貼り出されました。
ので改めて紹介します。

とぼらシアター2011,4
オードリー・へプバーン主演の『パリの恋人』(1957年・アメリカ)を上映します。
日時は4月22日(金)13:00~、場所は中央図書館3階のAV室です。
入場無料、誰でも大歓迎の上映会です。

『パリの恋人』は、パリ&ファッション業界を舞台にした色鮮やかでおしゃれなミュージカル。
パリを舞台にした魅力的な映画のひとつです。

パリと言えばまず思い浮かぶのが『巴里のアメリカ人』。
1951年のミュージカル映画で、ジーン・ケリーというすばらしいダンサー・俳優が踊りに踊ります。
一口にパリといってもこれはアメリカ人からみたパリ。

フランス人からみたパリが描かれるのが『巴里の空の下セーヌは流れる』です。
こちらも1951年の映画で、パリを舞台に何の関係もなかった人々の人生が交差していきます。
ある場所を舞台にいろんな人の人生が交錯していく、というのはグランド・ホテル形式と呼ばれていますが、それは『グランド・ホテル』という1932年の映画がきっかけでそう言われるようになったもので、グランド・ホテル形式のパニックバージョンが『ポセイドン・アドベンチャー』や『タワーリング・インフェルノ』で、となんだか戻れなくなりそうなので終わりますが、ようは私自身好きなんです。
最近のだと2003年の『ラブ・アクチュアリー』や2004年の『クラッシュ』は、かたやロマンチック・コメディでかたや社会派ですが、どちらも描かれるのは人の繋がり。両方ともおすすめします。

パリの旅は続きます。
パリっ子でパリの感覚をもっとももっていたと言われているのがルネ・クレールという監督。
1923or1924年の『眠るパリ』という1時間もない映画があるんですが、おもしろいです。
ある科学者の発明した光線で時間が止まった!
塔の上で寝ていた男と飛行機に乗っていた数人のみが光線を免れ、固まった街・人の間を動き回るというSFっぽいお話です。
その他『巴里祭』や『巴里の屋根の下』など名作を手掛けています。
覚えておいて損はない名前です。

パリ。
行ったことはないのでさぞや勝手なパリ像でしょうが、いいですね。
みなさん、とぼらシアターで一緒にパリを楽しみませんか?

2011年4月12日火曜日

ランチョンセミナー

今日、ランチョンセミナーでとぼらの活動紹介を行いました。
現メンバー5人中4人を動員し、新メンバー獲得に向けての意気込みはばっちり☆
発表はぶっつけ本番でしたが、メンバーそれぞれの個性も感じてもらえたのでは、と思います。
興味をもたれた方はご連絡ください。
ご静聴してくださったみなさん、ありがとうございました。

発表終わり外に出れば、人・人・人。
ほかのサークルの勧誘活動も熱が入ってます。

私は静かな図書館に戻り、引き続き新入生向けサポートデスクです。

2011年4月8日金曜日

今年度、始まります


新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

私は昨日大学に行きすっかり忘れていた成績を受け取りました。
久々に人ごみに紛れ新年度の始まりを感じます。

ということで、とぼらの活動もスタートです!
まず4月11日(月)より新入生向けサポートデスクを設置します。
これは本の借り方・返し方やパソコンの使い方、書庫の入り方等図書館利用に関するサポートをとぼらのメンバーがしようというものです。
サポートデスクは中央図書館入口から少し奥まったところ(入ってそのまま直進してください)にあります。
主に3限、4限の時間にとぼらのメンバーがいるので、分からないことがあったら気軽に声をかけてください。

お次はとぼらシアターです。
今年度も、やります。
4月22日(金)13時~ 中央図書館3階AV室にて
上映作品は1957年のミュージカル映画『パリの恋人』。
オードリー・へプバーンの生歌が聴ける、色鮮やかでポップな映画です。
入場無料なので誰でもお気軽にお越しください。

なお私の独断と偏見により、とぼらシアター年間スケジュールをほぼ立てています。
そのスケジュールにだれかひとりでもいいからついてきてね、というのが切実な願いです。
月に一度、昔の映画を見なおしてみるいい機会だと思いますよ~。


あと、これは特に新入生に向けたお知らせです。
4月12日(火)のお昼にランチョンセミナーでとぼらの活動報告を行います。
場所は総合教育棟のA1教室で、ご飯を食べながら聞いてもらえればと思います。
とぼらの活動に興味のある方は、とぼらの活動・メンバーを知ることのできる機会ですのでぜひお越しください。


ではでは、今年度もよろしくお願いします。

2011年4月6日水曜日

チェーホフの手帖

こんばんは、ボンテです。
今は『チェーホフの手帖』やレイモンド・カーヴァーの『ぼくが電話をかけている場所』等読んでいます。

大学生になってから、チェーホフの作品を読むようになりました。
ドストエフスキーもトルストイもろくに読んでいないのになぜかチェーホフだけ。

チェーホフと言えば『ワーニャ伯父さん』や『桜の園』といった戯曲が有名ですが、私はどちらかというと短編小説が好きです。
戯曲は最晩年(亡くなったのは40代半ば)に書かれているのですが、小説を書き始めたのはまだ若いころ。
生活費を稼ぐためでした。
このころはユーモアのある短編が多いです。
新潮文庫に『チェーホフ・ユモレスカ―傑作短編集―』というのがありオススメ。

チェーホフの小説を読んでいると、人にはいろんな面があるということを改めて認識させられます。
温かいまなざしで教えてくれることもあれば、離れた距離から人を描写することで教えてくれることもあります。
ウィキペディアを読んでいると(なかなか詳しく書いてあります)、チェーホフの小説や劇においてはなにも起こらない、とあります。内面を描いているのです。

私は伏線がありカチッカチッとはまっていくような小説よりも、なにも起こらない小説に惹かれます。
映画においても同様です。
筋がびしっと決まっているとかどんでん返しがあるとかいう映画も楽しみますが、その実雰囲気のある映画が好きです。

さてさて、そんなチェーホフに関連して。
先日『愛を読むひと』という映画を見ました。
原作は『朗読者』(未読)というベストセラーです。

青年が、年上の女性に何冊も朗読をします。ひと夏の関係でした。
数年後、ふたりは出会います。
彼は再び彼女に朗読をします。テープに声を吹き込み、彼女に送ります。
そのときの作品のひとつにチェーホフの短編「犬を連れた奥さん」があるのです。
「犬を連れた奥さん」を読む声。真剣に聴く姿。
この場面は映画の中でもっとも美しくドラマチックでした。


『チェーホフの手帖』はチェーホフの私録です。
題材・覚え書き・断片・引用等を、いってみれば覗くことができます。
新潮文庫の復刊として読めることが嬉しいです。
興味があれば読んでみてください。


ひとつ、ペトローヴィチだかイワーヌィチだかロシア語の名前に苦戦することを予告しておきます。

2011年3月29日火曜日

久々ミーティング

今日はとぼらのメンバーと図書館員さんが集まり、今後のとぼらの活動について話し合いました。
4月からはまず、新入生を中心に図書館利用をサポートしていこうとしています。
とぼらメンバーが(おそらく)エプロンをつけ図書館内をうろうろしているので、本の貸し出し方法や書庫の使い方など分からないことは気軽に聞いてほしいと思います。
なお同時進行でとぼらの新メンバーも大々的に募集します!!

はてさて、休みも終わりに近づいてきました。
この時期になると私と同じ思いを抱く人もいると思います。
すなわち、いったいこの2ヶ月間自分は何をしていたのか、ということです。

スケジュール帳はわりと白い。もともと書く習慣がない上に、書く予定もない。
別のノートに見た映画や読んだ本がメモしてあるから、それをもとに数日さかのぼってみようと思います。

火曜日、午前十時の映画祭『パピヨン』鑑賞。おじさん率高し。
水曜日、DVD7枚借りる。
金曜日、気分転換に未来屋へ行くと一律200円古本コーナーがある。恩田陸『三月は深き紅の淵を』(持ってるのになあ)、アガサ・クリスティ『スリーピング・マーダー』『ビッグ4』等購入。

土曜日、バイト後にせせらぎ通り、オープンしたばかりの古本屋・オヨヨ書林に行く。
大正6年の建物と古本はよく似合っていた。
和田誠と三谷幸喜の『それはまた別の話』、丸谷才一『恋文から論文まで』、『現代アメリカ推理小説傑作選』がそれぞれ100円だったので購入。
その後DVD7枚借りる。

日曜日、同じくバイト後に主計町で行われていた一箱古本市に行く。
古本屋のあうん堂さんが中心となり月一で行われる古本市で、15店が15箱分の本やらお菓子やらコーヒーやら売っている。
読みたかったガエル・ガルシア・ベルナルの『予告された殺人の記録』や『チェーホフの手帖』が手に入る幸運。他2冊買い所持金1000円goob-bye。

とまあこんな感じの一週間だったことが分かりました。
とまあこんな感じの春休みだったことも分かりました。
こんな感じで過ごしていた人はとぼらに入ってください。大歓迎です。

4月からはとぼらの活動も始まり講義も始まりで、さすがにここまでスローライフを送ることはできませんがマイペースな毎日を送りそうです。

そういえば、とぼらシアターは今年もやっていこうと張り切って計画中です。
上映作品や日程が決まったら随時宣伝していくのでどうぞよろしくお願いします。

2011年3月18日金曜日

最近の読書事情

第1回ビブリオバトルには残念ながら不参加だったボンテです。
その頃私は友だちと湖の周りをサイクリングしたり、温泉につかったり、バイキングを楽しんだりまったりしていました。
その友達(以後Mちゃんとします)と会うのは9月の奈良旅行以来でちょっぴり久しぶり。
Mちゃんも結構本好きなので本の話題も盛り上がりました。

Mちゃんとの話に上がったのは松岡圭祐という人。
私は新潮文庫の『ミッキーマウスの憂鬱』ぐらいしか知らなかったけれど(読んでないです)、どうやら千里眼シリーズやら万能鑑定士Qシリーズなど人気らしいです。
Mちゃんは本の中で豆知識、というか雑学が入っているところに惹かれるらしい。
その中にどっかのメーカーのエレベーターはボタンを2回押すと取り消されるというのがのっていたそうで、旅先のホテルのエレベーターでボタンを連打してました。

あと有川浩。
そういえば、高校時代にも『図書館戦争』を妹のために借りていくとか図書室で言っていたなあ。
最近は『フリーター、家を買う』がドラマ化されてる人ですね。
奈良旅行のときに『シアター!』いいって聞いてまだ読んでなくて、いつのまにか『シアター!2』が出てます。
あとこの人の書いたのに『阪急電車』、これは映画化するんですが、があってこっちは阪急電車を実際に通学に使っている友だちが強力プッシュしている小説であります。

前回ビブリオバトルに登場していた辻村深月はちょっと興味あって、Mちゃんに薦めておいたら読んでくれたらしいです。
阪急電車の友だちもこないだ会ったときに、人から薦められて読んだら結構良かったと言っていました。
私としては『凍りのくじら』がお気に入り。
わりと最近文庫化された『名前探しの放課後』(上・下)は青春18キップで行った奈良旅行のときに、電車の中で一気読みです。

旅の途中、ふたりで本屋の店内を歩き回り「あ、この人は」「この本いいよ」など喋り、満足♪
今度会う夏休みまでにまた情報を仕入れておこうと思ったのでした。

ついでのようになってしまいますが、こうして当たり前に本を読み、映画を観れる毎日に感謝です。

2011年3月9日水曜日

第1回ビブリオバトル

お菓子を囲んでの会でした。
時間はiPadのアプリで計測
なんだかんだこちらのブログには初登場のさかのです。
いま一番行きたい場所は”いしかわ動物園”です。
カピバラさんたちが温泉に浸かっているそうです・・・ああ癒し。

 
それはさておき、
3/8(火)、受験生が受験戦争の終わりを告げる合格発表を待つ中、
ブックラウンジでは別の戦い――第1回ビブリオバトルが開催されました!

 

本を手に取って紹介する人もあれば...
 ビブリオバトルとは何ぞや?とおっしゃる方のために簡単に説明しますと、
  1. お気に入りの本を持って集まる
  2. 順番に1人5分で本についてプレゼンをする
  3. 一番読みたくなった本に投票し、チャンプを決める
という、たったこれだけのルールです!

 
今回の参加人数は、職員さん2名、学生5名の計7名でした。
紹介された書籍は、
  • 「誰も読まなかったコペルニクス」 オーウェン・ギンガリッチ 
  • 「スロウハイツの神様」 辻村深月
  • 「セカンドショット」 川島誠
  • 「世界でたったひとりの子」 アレックス・シアラー
  • 「月と蟹」 道尾秀介
  • 「森のうた」 岩城宏之
    ホワイトボードで人間関係を説明する人も
    
以上の6作品です。
 
5分ももたないかも、という不安はどこへやら、
レジュメを使ったり、ホワイトボードを使ったりして、全員が熱弁を繰り広げました。

 
ビブリオバトルの趣旨には、
「人を通して本を読む」ことと、「本を通して人を見る」こととがありまして、読む本にも感じ方にも、やはり個性は出るものだなと感じました。

しかし、全員に共通する点もあります。
チャンピオンを投票で決定
それは言うまでもなく、本を愛している、ということです。
紹介する本への思い入れが強くなければ、
5分を大きく越えて熱く語るなんてこと、出来ませんよね。

 
どれも話の盛り上がるいい作品ばかりでしたが、
厳選なる投票の結果、第1回チャンプとなったのは・・・
「月と蟹」を紹介した原田さんでした!
初代チャンプ、おめでとうございます!!
これからも第2回、第3回、と続けていきましょう。
(私はそれまでにプレゼン技術を磨いて、虎視眈々とチャンプを狙っていきます・・・)
他の職員さんや、とぼら以外の学生さんも参加できるようなバトルもしてみたいですね。

 
最後になりましたが、
今回は卒業するとぼらメンバーの方の送別会(?)も兼ねていたということで、
とぼら初期メンバーのみなさん、本当におつかれさまでした、ありがとうございました!
これからもとぼらを見守っていてください。
そしてぜひ、社会人の何たるかについて講義をしにいらっしゃってください!

2011年3月2日水曜日

副学長表彰おめでとうございます

図書館ボランティアとぼらの5人の学生さんが,2月28日,平成22年度の副学長表彰を受けました。その記事を(写真付きで)図書館のブログの方に書いてみましたのでご覧ください。

http://ku-lib.blogspot.com/2011/03/blog-post_01.html

今年度は,映画会「とぼらシアター」,CD展,ほん和か文庫等の選書など色々な活動を行いましたが,4月からもよろしくお願いします。個人的には,読書会系をさらに活性化できると良いのではないかと思っています。

ボンテさんの投稿には,なかなか反応できなくて申し訳ないのですが(このところ非常に打ち合わせが多いので...),こういった記事を生かした企画(たとえば,図書館報と連動させるとか)を考えていっても良いと思います。

ちなみに私の本名は,イタリア語でponteです。ハンドル名をポンテとすると,あまりにも紛らわし過ぎますね。

2011年2月22日火曜日

見方を変える

前回の‐読書は義務!?‐で尊敬できる先生の話なんてしましたが、学校は嫌いでした。
これはもう、分かる人には分かるし、分からない人には分からない。
ちなみに勉強が好きか嫌いかと言われれば、一概に嫌いとは言えません。

さて、嫌いなものを前にして人はどうするのか。
読みたくないものは読まない、見たくないものは見ない、やりたくないことはやらない。
多くの人はそうすると思います。

しかしながら、嫌でも何でもやらないといけないことは当然出てきます。
そこで、「好きなことしかやるつもりがないとしたら、好きになるしかない」と言うのは養老孟司さんです。
養老さんは医学部卒(専門は解剖学)の理系の人で、ベストセラー『バカの壁』等多数の著作があります。

「好きになるしかない」なんてそれじゃ問題は解決しない、と思う人もいるかもしれません。
でもこの言葉は私の物事の捉え方、見方を変えました。
好き嫌いというものは生まれつき決まっているものではなく、その時の自分の状態、気分で変わるいい加減なものだということを気づかせてくれました。

養老さんは、そもそも自分は常に変化し続けると言います。
世界が変わるのではなく、自分が変わるから世界が違って見えるのだ、と。
だから「自分探し」なんてものはしたってしょうがないのです。常に変化しているのですから見つかりっこありません。
この考えを知った当時(高校生のとき)、折しも某マンガにて学生が自転車に乗り「自分探し」の旅に飛び出したときでした…。

あと、「個性」という言葉に対する姿勢も変わりました。
「個性」は心にあるのではなく、身体にあるのだというのです。
身体はなにもしなくたって人それぞれ違います。スポーツ選手が代表例で、簡単に真似できません。
一方、心に「個性」をもつ人は極端な話、精神病棟行きです。
むしろ心は他のひとと共通であるべきなのです。
つまり、他人の痛みが分かるということ、感動を共有できるということ。
そういう風に考えると、世の中で叫ばれる「個性」や「独創性」はどうやらピントがずれているようです。


「自分」だとか「個性」だとかの考えを初めて知ったとき、目から鱗でした。
それと同時に、焦ったり悶々としていた自分の気持ちが随分と軽くなったのを覚えています。


うーん、それにしてもまだまだ養老さんの言っていることを消化しきれてないなあ。
養老さんの文章、考えは簡潔・明瞭です。おもしろいです。オススメします。


ほん和か文庫には『解剖学教室へようこそ』があったような。
図書館にも『こまった人』『まともな人』『ぼちぼち結論』(中公新書)、『養老孟司の「逆さメガネ」』(PHP新書)等々、たくさんあるのでぜひともチェックしてみてください。

2011年2月11日金曜日

読書は義務!?

寝る前に読む、とか旅に本を持っていく、とか毎日のように本屋にいって背表紙を眺める、とか。
読書のスタイル、本へのこだわりは人それぞれです。
私の場合、頭から離れないのが、「読書は義務」という言葉。

言ったのは高校のときの英語の先生です。
最初聞いたときは義務だなんて、ってちょっと反発する気持ちになっていました。
でも、その英語の先生はとても素敵な人でした。後から気づいたんですけどね。
『ウォー・ゲーム』という映画を目をキラキラさせながら紹介してくれるような、茶目っ気のある人で。
リーディングのときは、へミングウェイの短編をただ訳すだけでなく、自分の解釈を話してくれました。
次第に「読書は義務」という言葉がすーっと私の中になじんでいきました。

義務といったって何を読んでもいい。
難しい本を読みなさいとか新書を読みなさいとか、あんなのはくだらないから読んではいけない、とかそんなことは一度も言われなかったので。

「本を読む」。
ことあるごとに本を読むんだよ、と言って読書を私の中にインプットした人がもう一人いて、高校で2年間担任だった国語の先生です。
この先生も人間的にすごく魅力があります。
どんな人かというと、
「僕の声はこもってるからみんなどんどん寝てっちゃうんだよね。
だからみんなを起こさないようにだんだん声を小さくするんだ。」

「兼好法師が言ってるでしょ。ものをくれる友達が一番大事なんだよ。」

「僕さ、歩いていると知らないおばさんから突然物をもらったりするんだよ。」

「僕はね、真理を見つけたくて大学に入ったんだ。」

とまあ、数々のエピソード・名言を一冊の本にまとめたくなるような人です。
おかげさまで授業はほとんど寝ていましたが、1年生の頃ほとんど読書の習慣がなかった私が2年生になり、年150冊ほどの本を読むような人間になりました。

こうして振り返ってみると、あんなふうな大人になりたい、という思いから本を読むようになったんだなあ、と思います。

あと数をこなそう、っていうのは常に思っています。
何かの本の受け売りですね。
ピカソだって作品がひとつだったわけではない。
数多くの作品を描き、その中の一部が後世にも残るような作品になっている。
だから数をこなす。

読んで読んで、ようやく見えてくるものがあるんじゃないのか、と。

2011年2月4日金曜日

1月振り返り

こんにちは、ボンテです。
2月に入りようやく寒さも緩んで、苦しい苦しいテストが終わり、晴れて私の読書&映画生活も復活です。

1月を振り返ると、なんだか図書館のイベントがもりだくさんだった気がします。
図書館内のイベントのポスターも日に日に増えてましたしね。

私がかかわったものといえば、映画上映会と読書会、レポート作成基礎講座に「あなたが選ぶ北陸銀行文庫」への応募、等です。

読書会はいいなあと思いました。
普段自分が読まないような本が登場するとわくわくします。
話しているうちに、そういえば、ってあっちへいったりこっちへいったりするのが楽しいんですよね。
今後の読書会に向けてどんどん新しい分野を開拓していきたいです。

とぼらとして、そして大学生として身に付けねばならぬスキルがある、ということでレポート作成基礎講座も参加させてもらいました。
最近個人的に調べ物をしていたので、書庫に入り論文をゲットする、など情報収集に励んでいました。
で、さらなる段階はその集めた情報からレポートor論文を書けるか、ということ。
この休み期間を利用して取り組んでみたいと思っています。

それにしてもテストが終わった途端にものすごく本が読みたくなり、映画が見たくなり(映画はテスト期間中もそれなりに見てましたが…)、ということで、追いつめられていたんでしょう(笑)。

本と映画とコーヒーの日々を存分に楽しみたいと思います。

2011年1月25日火曜日

第2回読書会

こんにちは。よしだです。
1月23日に第2回読書会を行いました。参加者は三名です。
(写真はうっかり撮り忘れました;)
今回紹介した作品の一部です↓

・嘘つきアーニャの真っ赤な真実  米原万理
・1950年のバックトス  北村薫
・ワーニャ伯父さん  チェーホフ
・密室の鍵貸します  東川篤哉
・世界征服は可能か?  岡田斗司夫
・ヴィラ・マグノリアの殺人  若竹七海

会の中で「チェーホフはイケメンだ」という話が出たので、検索してみました^^
確かに知性がにじみ出た整ったお顔立ちです^^

読書会は、自分が普段読まないジャンルの本に興味を持つきっかけにもなって素敵だなあと思います。今期の読書会はこれで最後ですが、今後も続けていってもらえたら嬉しいです!

2011年1月20日木曜日

読書雑感。

このブログでははじめまして、の巽です。
人文1年、富山出身、海より山派で夜歩きが好き。

そろそろ期末試験やレポートに向けて慌ただしくなってきましたねー…。
図書館で勉強している人の数も増えているように感じます。

でも、そんな時こそちょっと一息、好きな読書で心に余裕を!
そう自分に言い訳しながら本を読み漁っている今日この頃。
少し前までは新書に走ってみたり古典に走ってみたりしていたのですが、最近は小説ばかりです。家にある文庫本のストックを片っ端から読み、それがなくなれば本屋に行き図書館に行き、そこで買った本や借りた本をまた片っ端から読み、それがなくなれば……というサイクルを繰り返していました。お年玉の有難さをしみじみと実感した半月。

その中で、上橋菜穂子の『守り人』シリーズ、ルイスの『ナルニア国物語』を全巻通して読んだり。
『すてきな3人ぐみ』や『ちいさいおうち』、『花さき山』といった懐かしい絵本を手に取ってみたりして。
思ったのは、「子どもの頃に読んだ本」や「初めて読んだ本」というのはいいなあ、今でもなんとなく特別だなあ、ということでした。

ああ、これ懐かしいなあ…とか。
あれっ、こんな話だったっけ? とか。
友達と一緒にはまったなあ、とか。
小さい頃は自分で読めなくて、好きな絵本は何回も読み聞かせてもらったなあ、とか。

数年前、著作権が切れた関係でいくつもの社から『星の王子さま』が出版された時、何冊か読み比べてみました。訳の上手い・下手であるとか、好き・嫌いとはまた別に、やっぱり小学生の時に初めて読んだ内藤濯訳の『星の王子さま』こそが、私の中の『星の王子さま』だなあ、と感じたこともあります。
初めて読んだエンデの『はてしない物語』は岩波少年文庫の上下巻でした。数年経ってから、本の中に登場するそのままの装丁の単行本の存在を知って、ひどく感動したこともあります。

いろんなことを思い出したり、昔は気付かなかった新しい発見をしたり…。
本には読み返す楽しみもあるんだ! ということを改めて実感できた気がします。
たぶん今読んでいる本も、何年か経って読み返した時にはまた違って見えるんだろうな。
そう思うとなんだかワクワクします。

今回は具体的な一冊の紹介はできなかったけれど、それはまた今度、ということで…。
みなさんの好きな一冊もぜひ教えてほしい! 今更ながら、このブログが本の紹介とかで活発になったらすごく面白いんじゃないかと思いました。 私もまた書きます。


今年もたくさんの素敵な本に出会えますように!!

2011年1月17日月曜日

その1ドル札の特徴は?

1ドル札を拾ったキートン。
これで思いを寄せる女性にプレゼントが買える!と喜ぶのもつかの間、
1ドル札を落としたわ、というご婦人登場。
キートン、一応聞いてみる。
「その1ドル札の特徴は?」

今回のとぼらシアターでは、ついつい笑ってしまうギャグや台詞が満載のコメディ2本立てを上映しました。
『キートンの探偵学入門』とチャップリンの『キッド』です。

テストが近く天侯も悪いなか、来てくださった方々ありがとうございました!!
他の人と〈笑い〉を共有しながら観ることができ、本当に嬉しく思います。
皆さんいかがでしたか。
私が初めてキートンやチャップリンの映画を観たとき、こんなにおもしろいとは、ととにかく驚きました。
世の中にはいろんなジャンルの映画がありますが、映画を観るうえで一番大事なのは「楽しむこと」なんだ、ということを感じさせてくれます。

今年度、4回上映会を行いました。
来年度も月に1度くらいのペースで上映会を行っていきたいと思います。
とぼらシアターをよりよいものにしていくために、
ご意見・ご感想のある方はコメント欄に書き込みをお願いします
私は、休み期間中せっせといい映画の発掘をしたいと思います。

ちなみにキートンとチャップリンが共演した『ライムライト』(1953)がイオンシネマ金沢フォーラスで観れます!
まだまだ先の5月28日から一週間だけですが。
というのも「午前十時の映画祭」というのが2月5日より同映画館で約1年にわたり開催されるのです。
全国的なイベントで、1950~70年代の名作50本がそれぞれ一週間ずつ毎日午前10時より上映されます。

私はこれが楽しみで楽しみで♪(しかも大学生は500円です)。
ひとりでも行く気満々ですが、誰か毎週通う仲間いないかな~なんて思ってもいます。
その人が車もちだとさらにいい…。

とぼらシアターと「午前十時の映画祭」で皆さんのこれからの映画ライフが充実することまちがいなし、です☆


はてさてちょっと気弱だけどいい奴なキートンは、ご婦人にきちんと1ドル札を返してあげたのでした。

2011年1月7日金曜日

遅ればせながら

あけましておめでとうございます!
2011年のとぼらの活動もまったりとスタートしました。
後期もあと1か月ほどということで、時間の流れの早さに驚きます。
そのまま流れてしまえばいいのにそうはいかないテストが存在しますが。

そんなテスト&レポート期間をうまく乗り切るために!

①図書館員さんがレポートの書き方を教えてくれるそうです。
 [レポート作成基礎講座]
 1月17日(月)から21日(金)、16:30~17:30、オープンスタジオにて
 こういう場合はどうしたら、等の疑問にも答えてくれます☆
 
 私も空いている日に参加しようかなと考え中。
 
テストだレポートだの日々に息抜きを、ということで

②第4回とぼらシアターやります!!
 予定としては
 1月17日(月)18時過ぎ~、中央図書館3階AV室にて
 バスター・キートン主演の『キートンの探偵学入門』 (約45分)
&チャールズ・チャップリン主演の『キッド』 (約1時間)
 のコメディ2本立てです。なお、間に休憩を入れるのでどちらか一方だけ、という方も大歓迎です。

チャップリン、聞いたことありますよね。
実はサイレント映画黄金期、1910年~20年代にかけて三大喜劇王がいました。
チャップリン、キートン、ロイド。
知名度でいえば圧倒的にチャップリンですが、彼らの笑いには違いがあり、そのどれもが魅力的です。

今回の『キートンの探偵学入門』でいえば、映画だからこそできるトリックを最大限に使っていて、その発想の豊かさには驚くばかりです。
さらに、キートンといえばアクロバット。これまた笑いを通り越して驚くと思いますよ。
『キッド』はチャップリンと子どもの交流が描かれています。
絶妙なやりとりににっこりです。

ちなみに私はキートンが大好きなので、これを期に名前を覚えてもらいたいな、なんて思っています。
楽しみだなあ♪

うまく息抜きしつつ、寒さに負けず1月を乗り切りたいものです。
そんなこんなで本年もよろしくお願いします。