2011年1月20日木曜日

読書雑感。

このブログでははじめまして、の巽です。
人文1年、富山出身、海より山派で夜歩きが好き。

そろそろ期末試験やレポートに向けて慌ただしくなってきましたねー…。
図書館で勉強している人の数も増えているように感じます。

でも、そんな時こそちょっと一息、好きな読書で心に余裕を!
そう自分に言い訳しながら本を読み漁っている今日この頃。
少し前までは新書に走ってみたり古典に走ってみたりしていたのですが、最近は小説ばかりです。家にある文庫本のストックを片っ端から読み、それがなくなれば本屋に行き図書館に行き、そこで買った本や借りた本をまた片っ端から読み、それがなくなれば……というサイクルを繰り返していました。お年玉の有難さをしみじみと実感した半月。

その中で、上橋菜穂子の『守り人』シリーズ、ルイスの『ナルニア国物語』を全巻通して読んだり。
『すてきな3人ぐみ』や『ちいさいおうち』、『花さき山』といった懐かしい絵本を手に取ってみたりして。
思ったのは、「子どもの頃に読んだ本」や「初めて読んだ本」というのはいいなあ、今でもなんとなく特別だなあ、ということでした。

ああ、これ懐かしいなあ…とか。
あれっ、こんな話だったっけ? とか。
友達と一緒にはまったなあ、とか。
小さい頃は自分で読めなくて、好きな絵本は何回も読み聞かせてもらったなあ、とか。

数年前、著作権が切れた関係でいくつもの社から『星の王子さま』が出版された時、何冊か読み比べてみました。訳の上手い・下手であるとか、好き・嫌いとはまた別に、やっぱり小学生の時に初めて読んだ内藤濯訳の『星の王子さま』こそが、私の中の『星の王子さま』だなあ、と感じたこともあります。
初めて読んだエンデの『はてしない物語』は岩波少年文庫の上下巻でした。数年経ってから、本の中に登場するそのままの装丁の単行本の存在を知って、ひどく感動したこともあります。

いろんなことを思い出したり、昔は気付かなかった新しい発見をしたり…。
本には読み返す楽しみもあるんだ! ということを改めて実感できた気がします。
たぶん今読んでいる本も、何年か経って読み返した時にはまた違って見えるんだろうな。
そう思うとなんだかワクワクします。

今回は具体的な一冊の紹介はできなかったけれど、それはまた今度、ということで…。
みなさんの好きな一冊もぜひ教えてほしい! 今更ながら、このブログが本の紹介とかで活発になったらすごく面白いんじゃないかと思いました。 私もまた書きます。


今年もたくさんの素敵な本に出会えますように!!

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